更年期障害とは
更年期は性成熟期から生殖不能期への移行期間に当たり、平均51歳で訪れる閉経とそれ以降の生活を迎える節目の時期といえます。更年期障害は、この時期生じる自律神経失調症および精神症状の相互作用で起きる不定愁訴の総称であると考えます。
更年期になると、卵巣機能の低下により、分泌されるエストロゲンの量が減り、これが自律神経中枢に影響を及ぼして自律神経失調症を引き起こします。またこの時期様々な環境変化からくるストレスが影響し、憂鬱・情緒不安定などの精神症状も発現します。更年期障害の症状は複雑です。
約8割の女性が何らかの更年期症状に悩み、そのうち3割は重症になるといわれます。
まず自己診断
更年期障害が疑われたら、まず自己診断してみましょう。更年期かなと思ったら、女性ホルモンの減少を補うため、植物由来の大豆イソフラボンを摂ってみるなど、ソフトな方法で改善を図ってみます。これで随分と症状が楽になる人もいるのです。
それでも症状が改善されなければ、婦人科・更年期外来で治療を受けることになりますが、一般にお医者様から勧められるエストロゲン注射は、更年期の症状軽減に優れた効果を現すのは事実ですが、命に関わる副作用もあります。更年期障害の症状を軽減するのは大切ですが、更年期の5〜10年のために、命を危険にさらすのは最後の手段です。
更年期障害の診断
診断は、問診と血液検査だけでできます。しかし、更年期障害と判断された時点で、その後の治療法の模索のために、さらに婦人科検診が必要となります。
まず、患者さんの訴えを聞き、血液検査で女性ホルモンの濃度を調べ、診断します。症状によっては生活習慣病・甲状腺の病気などほかの病気の有無を調べる除外診断も行います。
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